岡山 倉敷で住宅・建築の設計をしている-建築家の設計事務所ー宇川建築計画事務所です。
住まいと建築のキーワードを「陽・材・風・緑」とし、 設計する住宅・建築に木を生かします。
木を使った建築は地球温暖化の防止、SDGs「持続可能な社会」に貢献します。
木は現在、住宅から大規模・中高層の集合住宅・事務所ビル・商業施設・医院・福祉施設・公共木造建築にまで幅広く採用されています。
木を使い CLTパネル建築物 の計画・設計・監理を行います。
CLTとはクロス・ラミネイテッド・ティンバーの略で、ヨーロッパで開発された未来の木質材料です。板を直交方向に積層させ、強固なパネルにしたもので、大型建築物の施工など欧州では長年の実績があります。強度はコンクリート並、しかも圧倒的に軽く、理想的な建材と言われています。大型商業施設や中層マンションなどの実績もあります。
CLTパネル工法でも、大規模・中高層の集合住宅・事務所ビル・商業施設・公共木造建築にまで幅広く採用されています。
CLTの特徴としては以下のようなものがある。
□木材を有効活用できる
木材の繊維が交差しているので反りや狂いが少ない。また、一般的な柱用よりも太くなく節の多い木材も活用可能。
□施工が容易で頑丈
それ自体が柱や梁として機能する高強度のパネル(面)で建物を支える壁式構造のため、施工が容易なうえに頑丈な建築物となる。
□工期の短縮が可能
CLTのパネルは工場で製造・加工される。また、熟練した技術者でなくても施工できるので工期の短縮が可能となる。
□コンクリートよりも軽量
CLTは1枚約220kg(1m×3m×18cm)。コンクリート製品は1枚約500㎏(1m×3m×8.5cm。CLTの建築物は軽量となるので基礎工事などの簡素化が可能になる。
2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すため、企業や団体が建築物に木造の採用が増えています。そこで木造建築物を採用するための、WEBセミナーが増えています。
(一社)日本CLT協会 デザインノートより
建物が軽いので基礎の建設費が安くなる。
施工期間が短縮できる
今まで中層や大規模建築物はRC造や鉄骨造でつくるのが常識でしたが、CLTを利用することにより木造で建築することが可能になります。
CLTで可能な建物規模CLT利用で可能になる木造建築物の規模
・用途の目安を下記に示します。
○面積:制限なし○高さ:60m以下(ルート3の構造計算)
○階数:14階(2時間耐火)
○用途:制限なしさらに、構造・防耐火等における諸々の基準を満足すれば、あらゆる規模・用途の建築物が可能になります。
構造体になるCLTパネルは濡らさないこと
コンクリートの床と比較して、CLTパネルは衝撃音を伝えやすいので、二重床工法も検討します。
雨を浸入させない、防水とする。
外張断熱を採用します。
岡山県内に、すでに多くのCLT建築が建っています。
平成30年岡山県では、(一社)岡山県建築士事務所協会とともに、2施設のCLT建築物のコスト調査を行いました。
事例分析では、CLT造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造ともに、概ね同額の建築費となる結果になりました。
岡山県の調査でもCLT造、RC造、S造の建築コスト比較は同程度になりました。
着工から完成までの施工期間は短くなります。
東京都中央区晴海に国産材活用のシンボルとなるパビリオンが誕生した。CLTを680立方メートル使用した木の現しが特徴的な建物は、隈研吾建築都市設計事務所がデザイン
真庭市は東京・晴海に建てられた真庭市産の新建材CLT(直交集成板)パネルの建物を蒜山高原(同市蒜山上福田)に移築します。
CLT建築のすすめかたー計画・設計・予算・施工・完成まで イラストで分かりやすく解説しています。
大規模・低層中高層の集合住宅・事務所ビル・商業施設・医院・福祉施設・公共木造建築などの非住宅建築物に
木を使い 木造軸組建築物・CLTパネル建築物 の設計・監理を行います。
建築物の内容により、設計事務所で設計チームを構成して対応いたします。