岡山 倉敷で住宅・建築の設計をしている-建築家の設計事務所ー宇川建築計画事務所です。

住まいのキーワードを「陽・材・風・緑」とし、 設計する住宅の「住まいの考え方、こだわり」を紹介します。

私たちは地域の木や自然素材を生かし、健康的な住宅や耐震性・省エネ性もこだわり、オリジナルなデザインの住宅を設計しています。


住まい・設計の考え方

 

住まいに対する、こだわり ・ 考え方を紹介します。

 

 

住まいのキーワードを「陽・材・風・緑」として、住まれる方の希望をうかがい「会話」を交えながら、

「住む人らしい個性のある」末永く住める住宅を提案します。

 

自然の光を生かす

自然素材を生かす
地域の木を生かす

風通しをはかる

地域の環境を守る



  家族の健康を守る

この10年以上にわたり、シックハウス症候群や喘息

、お子さんがアトピーの方など、健康被害にあわれて

いる方の住宅を手がけました。
こうした経験から、健康被害は突然に発症すること、

身近にこうした方が多くいることを学びました。
子供たちが何より健康で暮らせる「住まい」が大切です。
まず、私たちは「住まい」は家族の健康的な暮らしを守る

ことを考えています。

 

 

 

 家族の触れ合いの持てる間取り

玄関ホールからリビングに入り各個室に行ける動線、

2階の子供室からリビングを望めるなどの工夫により

リビングを重視し、家族のコミュニケーションや気配を

感じる住まいを心がけています。

 

 

 耐久性のある安全な家づくり

今までの、日本の住宅の寿命は約30年で建替えられ、

資源のむだ使いや環境破壊を引きおこしています。

これからの住宅は60年以上住める耐久性が必要です。

また、阪神大震災や四川大地震を教訓にして、強度の

ある接合金物や制震の研究・採用をし、耐震性の高い

住宅をめざしています。

 

 地域の木を生かす

無垢の木は断熱性が高く温かみがある、調湿効果

がある、リラックスできる、音がやさしい、ダニを抑え

るなど健康に役立ちます。
岡山をはじめ、中四国は有数の良質な木の生産地で、

住宅に適した木材が使えます。こうした木を生かして

「住まい」を造ると健康的な住宅が実現できるとともに、

身近な環境を守れます。

 

 

 

 誇りの持てる地域の木

生産地の製材所を訪れると、手ごろな価格で製材所が

誇りを持っている無垢の木に出会います。
無垢の松の梁、桧の柱、桧や松・杉のフローリング、松

の天板、杉の板などなど。時にはケヤキや桧の天板発見。
まだまだこうした木を使って家づくりができます。

 

 

 個性を演出するデザイン

一生に一度建てる家、一生でもっとも大きな買い物です。
もっと実現までのプロセスにこだわりましょう。
住む人それぞれに、自分らしい好みの外観やインテリア

があります。
私たちは建てる方の個性を大切にして、家族が誇りが

持てる、子供たちが大きくなった時記憶に残る、個性の

ある「住まいのデザイン」を実現します。

 

 

 

 自然素材を生かす

10年以上前、自宅が結露とカビに悩まされた時、試しに

珪藻土を壁の一部に塗ると解消されました。

それ以来珪藻土、シックイ、和紙、塗料、タタミなどの自然

素材を研究し住宅に採用してきました。
自然な素材を生かすと、健康的な「住まい」実現できます。

 

 住まいは調湿効果が大切

炊飯や洗濯から9リットルの水分が室内に蒸発し、人の体から

は4リットル/人もの水分が出ます。今の住宅は高気密・高断熱

であり、こうした水分が室内で逃げ場がなくなり、室内の高湿度、

結露やカビの発生を招きます。
私たちの設計する住宅では、ウールの断熱材や有害なホルム

アルデヒド等を吸収する下地ボード、無垢の木や自然素材にて

                      室内の湿度を調整します。

 職人さんのつくる家

私たちの設計する住宅は、大工さん左官屋さん建具屋さんなど

職人さんが技を生かして手づくりします。まだまだ腕の良い職人

さんは健在です。

 

 

 

 

 

 楽しく夢のある家づくり

私たちは建てられる方の趣味や好み、それぞれの暮らし方を大切

にしています。

なにより、楽しい住まいづくりは私たちとの「会話」から始まります。

 

 

 

 

 

 建築家の提案

私たちとの「会話」から建築家のアイデアや「住まいの考え方」

から、ベテラン建築家がデザインするファーストプランが始まります。

 

 

 

 

 

 

 作成する図面-設計

いく度かの提案を重ね、計画がまとまります。まさにこの住宅は

建てられる方と建築家との共同作品です。
計画がまとまると、小さな住宅でも30枚もの図面を作成します。

これらの図面により、はじめて正確な見積や工事が実現できます。

 

 

 

 適正価格の実現-見積徴集

適正な建設費用を出すには、正確な図面やカタログ、商品指定

や工法等を提示し、信頼の置ける複数の建設会社から見積を

提示してもらうのが一番です。

提示金額は数百万から一千万円もの開きも出ます。

 

 

 

 しっかり工事監理

図面と合っているか、工法は正しいか、使用材料は見積書と

合っているか、耐震性や耐久性は問題ないか、工程は順調か、

工事の標準となる学会の仕様や許可の出た確認申請にあって

いるか、などなど工事中の検査は建設会社ではない、公平な立

場の建築家の監理が欠かせません。


床と天井が無垢の木で出来た住宅は健康的で快眠

住宅の全体の50%程度、具体的には床と天井に無垢の木を使用した住宅は、住まい手が良い睡眠が得られ、ストレスのない生活ができる。

こんな住宅と健康に関する研究結果が発表されている。
慶応義塾大学理工学部システムデザイン工学部 伊香賀俊治教授の研究


住まいのQ&A

 

住宅の設計や工事のことなど、住まいについての質問・相談をまとめました。

 

Q1 完成した住宅に関して保証制度が新しくでき、安心して住宅取得できると聞きましたが、

    どんな内容の法律ですか。

 

A1 平成12年に住宅のずさんな工事を防ぐため「住宅の品質確保の促進に関する法律」

   (略して品確法といわれています)が設けられ、住宅の性能の向上と工事中の検査体

   制も充実させてきました。以後、すべての新築の住宅に対して、基礎構造部分や雨漏

   りに対して10年間の瑕疵保証責任(補修責任)を建設会社に義務付けられました。
   しかしながら、施工した建設会社が倒産したり、姉歯元建築士によるマンションの構造

   計算偽装などでは被害があまりに大きく、現実には建て主さんが建替えの保証が得ら

   れませんでした。


   こうした反省に立ち、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」が平成

   21年10月に全面施行されます。第三者期間による基礎や軸組の検査の義務化ととも

   に、完成後工事に不備がある場合、全ての住宅に保険にて弁済されます。また、販売

   会社や施行建設会社は保険加入または実績による供託金提示が必要になり、安心し

   て住宅を取得できます。 

 

 

Q2 瑕疵(かし)とはどんなことですか。

 

A2 一般的には住宅の欠陥部分を瑕疵と読んでいます。「住宅の品質確保の促進に関する

   法律」でも、取得した住宅の全ての部分に、10年間の瑕疵保証責任が建設会社にある

   わけではありません。
   

   原則的には「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」になります。

   その他のヶ所や機器類の瑕疵期間や保証については建設会社との請負工事契約を確

   認ください。
   大切なことは、安心できる工務店さんに施工してもらい、建築家などの専門家に工事を

   監理してもらうことが欠かせません。

 

 

Q3 岡山県ではどんな木が入手できますか。また良い木なのですか。

 

A3 岡山の木は「美作材」と呼ばれ全国的にも優秀な木材として知名度もあります。木材の

   品評会で何度も農林大臣賞を受賞したと聞いています。
   岡山県北には、大手の製材会社が何社もあり、県北の主要産業にもなっています。

   とくに岡山の製材所は木材の人工乾燥技術が全国的にも優れ良材を出荷できる要因

   になっています。


   岡山に住んでいると、なんだか岡山産より吉野や秋田の方が重宝しがちですが、全国

   的に岡山産の木材の品質は良いです。岡山県北の原木市場では、中国地方の山林は

   もとより、遠くは九州・四国からも丸太が入荷し、県北で製材して「美作材」として関西方

   面に売られています。


   岡山生まれでない木が岡山産として売られるのにちょっと疑問を感じます。

   一度製材所から出荷されると、どの山から伐採されたのかは分からないのが実状です。

   私は「出きる限り木の取れた産地が分かるようにしたい」と、ことあることに関係者に

   働きかけをしています。
   

   岡山県北の森林で伐採している木材は杉・桧・松があります。とくに杉は戦後植栽した

   木が60年以上たち住宅に使用できるまでに成長しています。

   こうした木を使って住宅を建てるとCO2の削減や森林の保全につながります。
   また、岡山は松の産地としても有名で、岡山産の桧や松のフローリングや松の

   天板・階段板なども良いです。都会では高価で入手しにくいです。ぜひ、こんな岡山

   の木を使って家造りをすることをお奨めします。

 

 

Q4 松の丸太の梁に青い筋が浮かんできましたがなぜですか。

 

A4 松を切った時の時期が悪いと梅雨頃から青い筋(カビ)がでてきます。松などの木を

   切るのに適しているのは、成長の止まる11月から3月ごろで、かつてはこうした時期に

   伐採した木材が材木店で手に入りました。


   しかし、現在は材木を余分に在庫しないため伐採時期を無視して、使用する直前に水分

   の多い木を切っています。こうした水分を多く含む松丸太に青カビが出てきます。

   昔から梁に使用されていた松丸太は単価が安いが、プレカット工場では大工さんの手加工

   になるため採用はしなくなりました。


   今では、伐採時期(切り旬)を守った松材を得るのはほとんど困難に成りました。

   でも、根気よく製材所を探せば岡山県北では入手可能です。

 

 

Q5 簡単に良い工務店を見分ける方法を教えてください。

 

A5 始めてお会いする工務店の力量をはかるのはむずかしいですね。

   まず、完成見学会に行かれたり、建設会社を訪問した時、住宅の設計図を見せてもらって

   ください。そして何枚ぐらい図面があるか確認してください。A2サイズで20枚以下の図面

   枚数だと、すべての使用部材や商品が明示されてないと思って良いでしょう。


   図面の記載が少ないと現場の監督さんの裁量で、工事ができます。

   私たち設計事務所が住宅を設計すると約30枚前後になり、商品名まで記載します。
   また、見積書も見せてもらってください。

   ページ数は多いか、一式ばかり記入されていないか、

   細かく明記されているか。使用部材の商品名が書かれているか(一般名で書かれるとどんな

   メーカーの材料でも使用できます。物によって何倍も単価は違います。)確認してください。


   図面をしっかり書き、見積が明確な会社は安心できるでしょう。
   

   また、工事中の現場も見せてもらうと参考になります。できれば、現場見学会以外の現場を

   見せもらってください。いつも、現場が整理整頓され、きれいな現場の建設会社は安心です。

 

 

Q6 大手住宅メーカーでなく地方の工務店に建ててもらうと、倒産などにより無事完成

   できるか不安です。

 

A6 ニュースなどで「住宅建設会社が倒産して、契約している住宅が完成しなくなった」などの

   報道を見ることがあります。業務上こうした事態に直面することも予測され、私たちも他人

   ごとではないと思っています。こうした危険を感じるため大手住宅メーカーに依頼することも

   分かります。


   財団法人 住宅保証機構で「住宅完成保証制度」という保証を国がバックアップして設立し、

   多くの建設会社が加入しています。万が一契約している建設会社が工事中倒産した場合、

   前払い金の保証や割増になった工事金額の保証や引き継ぐ建設会社の紹介などを保証し

   てもらえます。
   また、この保証を適用できる建設会社は事前に経営審査などの登録申請が必要となります。

   こうした保証制度に加盟している工務店と契約し、保証制度に加入するとこうした不安も解

   消されます。
   こうした登録工務店と契約すれば大手ハウスメーカーでなくても、安心して工事をお願いできま

   す。
   

   また、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」が平成21年10月に全面施行

   されれば、地域の建設会社への不安はなくなります。
   もっとも、最近では大手の会社さえ安心とは言えない時代になりました。倒産まではいかなくて

   も住宅受注減少により支店・営業所撤退などは多いに考えられます。

   また、担当者も転職すれば相談窓口先もなくなってしまいます。

 

 


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