岡山 倉敷で住宅・建築の設計をしている-建築家の設計事務所ー宇川建築計画事務所です。

建築家に住宅を設計してもらうメリット について紹介します。 私たちは地域の木や自然素材を生かし、健康的な住宅や耐震性・省エネ性もこだわり、オリジナルなデザインの住宅を設計しています。


建築家に依頼するメリット

親身になってくれる建築家との出会い

 住まいの建設で不満を抱えている建て主さんの場合、多くは話を聞いて親身になってくれる住宅の専門家がいないことが多いです。

 普通の建築家はまずカタチ(形)にこだわるのかもしれないですが、私は「カタチ」以前の問題として、 『家族が健康で、末長く暮らしやすい』 『耐震性が高く、省エネルギー』のをめざしています。そして建て主さんの話をきちんと聞き、時には一緒に勉強しながら家づくりをめざします。

 不特定多数の顔が見えない人の建物を大量に生産するのが目的の、住宅メーカーの「ユーザーやつくり手の顔が見えない住宅」今の住宅供給のスタイルには、根源的な問題があるのではないでしょうか。

 建築家の私の、住み手と直接向き合って仕事をする家づくりでは、住み手が健康で幸せになるよう努めます。
これからは建築の新築でも、リフォームでも、住み手が納得して間取り、外観、材料、工法、仕様を決めるのが、当たり前の時代が来ています。

「我が家は、人が訪れると皆がなごむ家」

「まるで家自体が空気を吸い込んでは、少しずつ吐き出して、さわやかな空気の感触を感じる家」「建物が生きているようで、他の生命と呼応する感じがする、不思議な空間のある家」

「住宅に入った瞬間、懐かしさを感じる家」

 

こんな、あなたならではの かけがいのない住宅、子供たちの記憶に残る住宅は私たちとの出会いで実現します。

 

建築家とは?

 

 われわれ建築設計事務所を業務にしている者でも、つい10年ぐらい前までは「建築家」と名乗るのはおこがましい気がしていました。今では、ハウジングメーカーや建設会社に勤務する社員の方でも(失礼)宣伝チラシに「当社建築家が設計」とうたっています。

 かつては(社)日本建築家協会の会員であり知名度もあり、または地域の設計業界で一様認められる設計専業の方が、建築家と称するように思われていました。もちろん、建築家協会に所属されなくても、建築団体に所属されなくても立派な設計や地域活動されている設計士の方もいます。

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)では
 欧米における建築家は、伝統的に医師・弁護士と共にプロフェッション(公益のために働く専門家)として言われ、構造・設備などの技術者(エンジニア)とは区別されています。


 また、日本では第二次世界大戦後の1950年、建築士法が成立し、国家資格としての「建築士」制度が誕生しました。諸外国では、日本の建築士=Architect(建築家)とはされていません。

日本では「建築家」として認められるための公的認定機関は存在せず、それに代わる資格認定機関も存在しないのが現状です。
  
 設計専業の個人が所属する(公社)日本建築家協会では
-建築家は-
・ 周辺環境・地域環境・地球環境に配慮する
・ 環境を形成することにより、社会に貢献する
・ 敷地を越え、街並み、地域文化、歴史、風土、地球環境との関連をデザインする
・ 市民ともに行動する
・ 環境資産価値をあげる
・ 独立性・中立性を保持する
・ 設計の責任を引き受ける
・ アイデア、デザイン、技術で選ばれる
・ 未来に奉仕する
・ 新しい文化を創造する
とあります。

 

建築家の設計とは?


建築家に依頼するメリット


 大切な家族が暮らすための「住まい」として、建築家と共につくるオリジナル住宅をすすめる理由はいろいろです。

家づくりという一大プロジェクトにおいて、建築家は建て主側の代理人として、工務店や数々の機器メーカーなどを相手に、プロの知識と知恵と経験をベースに、対等に交渉をします。

また、土地をこれから探す場合には、不動産業者の勧める敷地に対するアドバイスもします。

 建築家がいなければ、自分たち家族だけでこれから始まる家づくりに立ち向かわなければなりません。

たとえば、ハウスメーカーや建売業者が、「見えない部分はできるだけ安い材料でコストを抑えよう」と考えたとしたら?

すすめられたプランは本当に自分たちに良いのか?この工法は自分の家にふさわしいのか?

この材料は家族の健康に支障ないのか?

提示された工事費は妥当なのか?

ともすればこんな不安を感じるときがあるでしょう。


 建築家という建て主さんの代理人がいれば、建て主の代わりに工務店に確認してくれたり、メーカーにサンプルやデータを持ってきてもらって証明してもらうなど、プロの立場での妥当な発言力を発揮して、アドバイスしてくれます。

 建築家がいなくて、素人である建て主だけだったら、業者の「できません」「普通はやりません」以上の答えが引き出せないことがあると思います。

 

「建築家に頼むと高くなる」は本当か?


 「同じ予算なら、建築家に依頼しての家づくりが、他の建て方より良い住宅になる」

工事費の予算が2000万円だとすると、その大切な2000万円をどう使うかを、建築家はあなた方とともに、知恵を絞って考えます。

 建築家との家づくりには、標準仕様、規格プランはありません。必要なもの、不要なものを自分たち家族の生活に合わせて取捨選択します。
 つまり予算が少ないなら、工法を工夫したり、安くても良い材料をさがしたりします。

またコストをかけるべき部分は充実させるといった具合に、予算を我が家独自の割り振りにすることができます。 

 

 これが出来合いの建売住宅や、メーカーの規格プランだと、アレンジできるとはいっても、メーカー契約の商品や材料しか選べない、メーカーの工法しか建てれない等大幅な変更はできないか、かえって変更すると追加費用を言われたりします。


 建築家がつくる住宅は、、建て主さんのご希望を伺いながら図面を作成し、施工する建設会社数社から見積をしてもらい、適正価格で工事してくれるように調整します。

 

 建築家が設計した住宅には、宣伝広告費や営業マン経費、展示場経費などが含まれません。

提示される見積書はお客さんの住宅にかかる工事の費用が見積提示されます。

 

 また、建設会社数社から見積を提示してもらうと、住宅一戸で2~300万円から500万円以上の金額差が出ることは常です。

 建築家は提示された見積書に落ちはないか?数量は適切か?単価は高くないか?などなどチェックし適正金額を査定し、建設会社と金額の交渉します。

 建築家と建てる完全なオリジナル住宅のほうが、同じコストで満足度とクオリティの高いものができると、私たち建築家は自信を持って言えます。

 

建築家と組むのがベストな理由


 家を建てるなら、良心的で優秀な建築家と組むのがベストではないでしょうか。

建築家は、社会における建築の意義を勉強し、「人間にとって豊かな空間とは何か」常に考えて仕事をし、提案やアイデアから住宅をカタチ(形)にします。


 サラリーマンとして住宅メーカーや建設会社に勤めている設計士さんは、住まいの提案やアイデアを提示するというより、ユーザーと同じ視点で同意や会社の発想のみで、設計や工事が優先されそうです。

 ともすれば、「いかに自社に効率よく成績を上げるか」「利益を確保するか」「自社の商品を組み合わせるか」などなどが優先され、「建て主さんい寄り添う、たった一つの空間や工法を提供する」ことはむずかしいかもしれません。


 良心的で優秀な建築家は、家族ごとに違うご希望と夢のある住宅を「かたち」にし、建築的にも魅力ある住宅を設計します。

 こうした点では、工務店や住宅メーカーの設計士や営業マンでは、優秀な建築家にはかなわないと思います。

 建築家は工事中は、きちんと施工が行われているか、専門家として監理します。


 健康素材と工法、耐震性能、省エネルギー(ZEH住宅)など新技術を日頃から研究し、知識や経験のある建築家を選べば、家族皆さんの健康にやさしい、耐震性・耐久性が高く、光熱費のかからない、デザインの良いオリジナルの住宅が実現できます。

 

住宅のリフォームで建築家に設計・監理を頼むメリットってあるの?


 建築設計事務所に設計や監理を依頼すると、当然ながらその分の設計監理料が必要です。
 リフォームの場合、新築一戸建ての建設費用の8~12%程度の設計監理料がかかりますが、一般的には、リフォーム工事でもこれと同程度の設計監理料が必要です。

 不要な出費であると思われる方もいますが、リフォーム工事では、現状の住宅の状態により、耐震性や断熱性や工法では、新築よりも難しい工事になります。

建築家は、現在お住まいの住宅を調査・検証し、ご希望にあわせたリフォームの設計を行います。

 図面が完成すると、建設会社数社から見積りを徴集し、使用材料の数量や提示金額を査定し、適正価格にて建設会社と工事契約できるようアドバイスをします。

 何社か工事見積りを取ると、拾出しの工事項目や数量を多く見ていたり、単価を高く設定していたり、工事内容の勘違いによる過剰見積りや見積落としなどが分かります。


 数社見積りすると、通常1―2割の工事金額の差がでます。時には3割以上も金額差が出ることもあります。
 もちろん、依頼する建設会社を決めるときは、単に安い金額だけでなく、工事を行なう会社をご案内し、会社の実績や得意工事を聞いてもらい、会社の雰囲気や、担当者の人柄に触れて相談して決めます。


 各工事の工程では、適切に工事が行われているか監理します。大切な住まいのため、こうした、建築家の業務の重要性をご理解していただければと思います。

 


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