岡山 倉敷で住宅・建築の設計をしている-建築家の設計事務所ー宇川建築計画事務所です。

コロナ禍の今、冬はウイルスの活動にとっても好条件であり、ウイルスは低温で低湿度の環境下で活性化します。これからの住まいづくりには室内の湿度を一定に保つことが大切です。


コロナに強い家づくりー適度な湿度が必要

 

 「NHK BS1ウイルスVS人類 免疫のナゾ」 の番組で コロナウイルスにかからないようにするには、ストレスを受けない暮らしをし、呼吸器の血液循環を高め免疫が重要とのこと。

 

岩崎明子博士 イエール大学 免疫生物学教授は、コロナウイルスに感染しないためには、冬の室内温度と湿度が重要である。室内の湿度を40%以上を保つこと。乾燥した空気はウイルスへの防御力を下げるので、室内の環境管理が大切である。呼吸器に良い環境を維持することである。

 

地球温暖化と開発により人と動物との接触が増え、コロナ禍が収束しても、人類は今後ますます新しいウイルスと遭遇する危機はある。

 

以下 岩崎明子博士

 

 

 

 「先進国に暮らす人の生活の90%は室内で、密な状態で過ごしています。冷たく乾燥した外気が室内で温められた場合、空気の相対湿度は約20%に低下します。 このように空気が乾燥すると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などの浮遊ウイルスが室内でも存在しやすくなります。

 

さらに、乾燥した空気の中で生活していると、病原体に対する私たちの免疫システムの機能も低下します。

 

さまざまな研究から、相対湿度には最適値があることが分かっています。 4060%RHの場合、ウイルスの伝播能力が大幅に低下し、ウイルスに対する鼻やのどの免疫が強化されます。

 

このような理由から、私は冬季間の加湿器の使用を推奨しています。公共建物の室内空気を4060%RHに維持できれば、世界は今よりも健康的な場所になると思います。」

 

私の設計室(コンクリート打放しの室内)12月中旬の室温と湿度ー室内を暖房すると湿度が低くなる
私の設計室(コンクリート打放しの室内)12月中旬の室温と湿度ー室内を暖房すると湿度が低くなる

 

 

住宅に調湿効果のある材料を採用すると、常に一定の湿度を保ってくれる

 

「タイガーハイクリーンスカットボード」を採用しています。

 

ホルムアルデヒドを吸収分解・湿度を吸放湿―快適な湿度を維持する

 

シックハウスの原因になる有害物質のホルムアルデヒドの吸収分解性能に加え、優れた調湿性能があり、室内の急激な湿度変化を緩和し、快適な室内環境を維持します。吸放湿能力が大きいため表面結露することがほとんどなく、浮遊するホコリが付着することも少なくなり、カビなどが発生しにくくなります

 

 

 

調湿効果のある珪藻土の塗壁の採用

 

仕上用のせっこうプラスター。珪藻土を配合した健康志向の仕上げ材です。居室の湿度をコントロールする優れた調湿性能があり、結露抑制の効果もあります。更にシックハウス症候群の原因となっているホルムアルデヒド濃度を低減(吸収分解)する効果もあります。

 

珪藻土の左官材料
珪藻土の左官材料
施主さん家族で壁を塗りました
施主さん家族で壁を塗りました

 

ドイツ製の塗壁ープラネットジャパンのフェザーフィールなども調湿効果あります

 

壁も「呼吸する壁」「やわらかな雰囲気を出す天然素材」「防臭・防カビ効果」「優れた耐火性」「ビビ割れのでない」の特徴があります。

 

 

無垢の木は調湿効果がある

無垢の木と珪藻土の塗壁のリビング
無垢の木と珪藻土の塗壁のリビング

コロナ後の工夫

玄関近くに手洗いを設ける
玄関近くに手洗いを設ける
タッチレス水栓の採用
タッチレス水栓の採用
玄関に外から帰ったとき、服を一時収納できるシューズクロークを設置
玄関に外から帰ったとき、服を一時収納できるシューズクロークを設置
オンラインに使える机
オンラインに使える机

 

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